アッチの街の片隅から愛を込めて

迸るほどの愛を込めて、濃厚かつ丁寧に音楽その他色々を語ります。

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正直者のセレナーデ

新型コロナウイルスの影響で停滞する社会と人々を横目に、次々と季節が移ろいゆく今日この頃である。つい先週くらいまでは、まるで初夏の訪れを感じさせるように暑い日が続いた。

世の中絶賛ステイホーム期間であるが、様々なことを考えたり普段出来ないことを実践したりと、人々がそれぞれが思い思いに過ごしているのではないだろうかと思う。

 

 

普段は健康と体型維持のためにランニングを行うことを生業とする私であるが、ここ2ヶ月は外を走っていない。万が一のことがあるのを危惧して止めている。ランニングとはThe有酸素運動。息を吸ったり吐いたりしなければならないからだ。

 

代わりとして、ここ最近はYouTubeでトレーニング動画を観て自宅で体を動かしている。「滝汗トレーニング」なるものだが、筋トレと有酸素運動、ストレッチを一纏めにしたものである。これが正直10㎞走った方が楽だとすら思えるものである。日頃どれだけ筋肉を使っていないのかが丸分かりである。非常に良く考えられているメニューである。とてもキツイ。体の節々が悲鳴を上げる。しかしそれが良い。賃貸なので近隣部屋の住人の方にも気を遣いながら、じっくりと体を動かす。シバく。汗をかくことが気持ちが良い。運動って素晴らしい。鬱屈した今だからこそ尚更である。

 

レーニングの後は当然シャワーを浴びる。ここ最近は暑い日もあり、湯の温度も初春に比べて下がる。火照った体には尚更だ。熱湯に冷水を含ませて、肌に心地の良い温度に調整する。この温冷のバランス取りが難しい。

それは音楽における楽曲制作と似ていると、ふと感じたのである。音が割れずに出力される(できる)音量には限度がある。またそれを聴き入れる人の耳の感覚もそうだ。各楽器の音やそれぞれの音域がバランス良く聞こえるように調整しなければならない。分け合わなければならないのである。なので、聴覚を研ぎ澄ましてツマミを上げ下げしなければならない。

また、中学生の頃に理科の授業で習ったガスバーナーを思い出した。送り込むガス量を調整して、炎の色を適正の青色にする。当時この作業には自信があった。班で率先してガスバーナーを操り、絶妙なバランス取りを炸裂させていた。

そんなことを思ったのである。

 

 

元々料理はする方であるが、この機会に敢えて時間のかかるものを作ってみたりもした。もはや食くらいしか楽しみがないのだ。なので、豚の角煮やチャーシューを作って、食った。

カレーもよく作った。冷凍のシーフードを使ったり、豚バラブロック肉を厚切りにして贅沢に使ってみたりしたが、様々試して結果分かったことがある。結局カレーは薄切りの豚バラ肉を使って作るのが一番美味い。旨味的なところが違う。そう、何の捻りも変化も要らなかったのだ。シンプルかつ王道がベストである。これはガチだ。このことが分かっただけでも、カレー狂の私としては得たものが大きいステイホーム期間となったのだ。

 

ある意味欲望に従うのが、今の上手な生き方なのかもしれないと思う。何かをすることも良いし、気分が乗らなければ何もせずダラダラと過ごすのも良い。そこから何かが見えてくる。何かしら考えは浮かんでくる。正直な気持ちで生きていくのが良いのではないかと思う、今日この頃である。

 

そして俺は素直になって、

 

 

再び煙草に火を点けているのであった…!

 

 

(えー、1ヶ月はマジで止めてました!でもまた吸っちゃってますゴメンナサイ!でも本数は以前の半分になりました!)

 

ではまた!

 

 

【ご報告】

ブログ開設から約1年5ヶ月が経過しましたが、累計1000PVを突破いたしました。皆様ありがとうございます!