アッチの街の片隅から愛を込めて

迸るほどの愛を込めて、濃厚かつ丁寧に音楽その他色々を語ります。

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夏の奇跡~A Miracle In The Summer~

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長ーい梅雨が明けてからはシンドイくらいに暑い真夏の日々が続くが、これが非常に堪らないのである。待っていたよと。夏、待ってましたよと。そんな気分である。夏を抱きしめたいのである。夏が好きである。というよりも、夏が好きになってきている自分がいるのである。特に理由は分からないが、ハッキリと昔は夏が苦手だった。眩しい夏の日々こそ、閉じ籠っていたかったのである。

 

時代の変化もあるだろう。手元には便利すぎるほどのスマートフォンがあって、人と連絡を交わしたり、刺激的な情報を得たり色々とできる。自分が子どもの頃に比べると、可能性という意味では1と100くらいの違いで広がったと感じる。

 

とは言え、精神的な変化もあったのだろう。外に出れば一気に眩しい日差しが全身に襲い掛かるわけだが、それを受けては「チクショー!あっちぃなー!最高!」みたいな心境になるのである。まあ夏は短いのである。とても短いのである。普段無い季節なのだから、浴びていきましょうよと。熱中症に気を付けながら。しかし今年はあちこち行けませんですけど…クソコロナ!!

 

 

 

ある日、ブログ用の資料探しの為に図書館へと向かった。まだ陽が明るい夏の夕刻。夏を肌に感じながら、軽快に自転車を漕いでいたのである。

 

目的の図書館近くの住宅街を走っていると、目の前に犬の散歩をする人がいたのである。それは別になんてことのないありふれた光景であるが、一つ確実に違和感を覚えることがあったのだ。

 

犬が物凄くデカいのである。もはやbigを越えてhugeである。つい心の中で「デッカァ!」と言ってしまった。散歩していたのは女性の方であったが、犬を直立させて比べようならば、その人と同じくらいの大きさはあるだろう。あまり見慣れない犬で、自分は犬種に関してはあまり詳しくないので何犬かは定かでは無かったが、全身がフワッフワもといファッファの白い毛で覆われ、非常にキュートな犬であった。可愛らしく、のんびりと飼い主さんと街を闊歩していた。

良いものを見たなと。ちょいとばかしテンションが上がったのである。

 

 

 

やがて図書館に着く。子どもの頃から通っているので、慣れた足取りで目的のコーナーに向かい本を物色する。一応しっかりと記事として書く前に資料の再確認をしているわけですよ。まさに抜かりの無い男である。目的の本はすぐに見つかり、借りて帰ることにした。

 

 

ついでで買い物を済ませ、自宅へ戻る。家に着こうとした、その時であった。

 

 

近所の家の扉が開き、そこから出てきたのはまたもや物凄くデカい犬であった。しかもほんの数十分前に遭遇した白い犬と殆ど同じような見た目の犬であった。一瞬、同じ犬が再登場したのかと目を疑うレベルであった。

 

 

 

一日に二度、くそデカい犬に遭遇する奇跡…夏だね。

 

 

 

ではまた!(終わりかよ!)