アッチの街の片隅から愛を込めて

迸るほどの愛を込めて、濃厚かつ丁寧に音楽その他色々を語ります。それとクラウドワークスでの副業記もボチボチと。

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サブスクリプションサービスと音楽文化の変遷を考える

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どうもアッチです!今日も色々語っていこうかなぁと。

さて、皆さんは音楽を聴く手段としてサブスクリプションサービス(定額音楽配信サービス)を利用されていますでしょうか?

よくあるのが例えば月額980円で4000万聴き放題〜みたいなもので、世界的に有名なサービスだとApple ΜusicSpotifyが挙げられますでしょうか。

最近私アッチもサブスクをぼちぼち試しているところでございます。

本日はこのサブスクリプションサービスと、それに伴う音楽リスニング環境の変遷についてあくまでも私的な目線でお話していこうかなと。

今回このテーマについて話していくにあたって、話の落とし所はもう決まっております。ズバリ、サブスクすげーな!ってところです。

ですが、この感想に至るまでの過程であったり、それ以前に親しんできたCD文化というものはどうしても蔑ろにできないところがございまして。そこのところも踏まえてお話していきたいなと。

音楽をどうやって聴くかなんてその人その人の好みですし、わざわざ書いて一体なんなのってところは正直あるんです。ただ、色々と考えたくなるんですよね、音楽ありきの生活をする僕としては。あれこれ考えている自分も本当面倒な奴でございまして、こうやってわざわざ書く自分のことも本当面倒な奴だなと思っているところでございます。うむ、面倒な奴だ。

ただ、こうやって書いていくことで僕の気持ち共感してくれる人もいるだろうし、あまりにも便利すぎるサブスクサービスに世界が傾倒していく中で、次第に薄れゆくCDという媒体に対しての感謝の想いを新たにしたいのと、その物自体の意味合いとは何なのかということも改めて考えたくなっているところでもありまして。

ちゅーわけで語らせていただきます!

 

“モノとして残す”ことの意義

私アッチは今まで“モノとして残す派”でした。でした、というと完全な過去形になってしまいますが、今はCDという媒体もサブスクという媒体も両方の良いとこ取りで楽しんでいる感じですかね、正確には。

もう少しこの“モノとして残す”という言葉を自ら掘り下げてお話ししたいのですが、もちろん大好きで仕方ないアーティストのCDは今でも買いますね。目的としてはやはりそのフィジカルとしての“物体”が欲しいのと、ここ10年以上のCDの販売手法である初回限定特典が欲しいというのと、レコ屋ならではのフライングゲット、通称フラゲ目的の為ですね。入荷日の関係で公にしている発売日の前日に音源を手に入れられるというメリットでしょうか。音楽配信が時代の風潮となる中でも、1番早くちゃんとした音を手に入れ楽しめる方法ですよね。(例えばアルバムにおける先行シングルの先行配信というパターンは除きます)

あとは単純にそのアーティストを応援したいという気持ちですね。印税というと堅くなってしまいますが、アーティストへの経済的還元を考えると最も直結するのがCDを買ったり、配信されている音源を直で買うことであるかなと。

思い入れの強いアーティストであるほど、形として持っておきたいという気持ちは今でも当然ありますし、実際に買うことによってアーティストを応援する、それは売上的な意味でもそれに伴う数字的な意味でも、といったところでしょうか。

ただ、買ったCDを実際にプレイヤーに入れて回して聴くということはほぼ無いですね。そそくさとPCにリッピングして、最終的にはスマホタブレットで聴きます。

CDリッピングというところに関して言うと、以前はレンタル屋さんもかなり活用しておりました。聴きたい曲があるとレンタル屋さんで探して、借りて、PCに入れて自分の“モノ”とする。データ的な意味になりますが。個人的な満足度としては高いです。大元のデータがPCの中に完全に自分の所持しているものとして残ることとなるので。

あとは、通常に配信されている音源を“買う”こともありますね。気になった曲をすぐ調べて単曲で買えるので便利だなぁと思っていました。

というわけで、これまでのアッチは非常に“自分のモノにする”満足感やアーティストへの還元をかなり意識した考えでございました。まあ自己満ですけれどもね。今も割とそうですが。

サブスクリプションサービスに傾倒するまでの4つのブレイクスル―

何故現在サブスクリプションサービスが世界のトレンドとなっているのか。

この現状に至るまでは4つのブレイクスルーがあったと考えられます。以下に挙げることは僕が改めて話すことでもないですが、ご説明させていただきます。

iPod登場によるmp3プレイヤーへの世界的な移行

それまではCDやまたそれをダビングしたカセットテープ・MDを対応のプレイヤーに入れて再生し聴くという文化が一般的でした。当然現在でもこの方法で聴かれる方は多くいらっしゃいますが、mp3プレイヤーの流行以前は各録音媒体と再生機器が直結したシンプルなパターンが言わば最も普通、当たり前といった形ではございました。

音質的なところはまた後ほどご説明するとして、Apple社がiPodを登場させiPod内の大容量HDDを用いて、PCソフトのitunesとの連携させることで簡単に多くの楽曲をコンパクトに持ち運びができる、という手法を完成させました。

当然元々の音源ソースはCDが一般的となるのですが、わざわざディスクを入れ替える手間を省けて、いつでも好きな時に楽曲を選択再生出来るという便利さは言うまでもなく画期的でもの凄かったわけです。音楽を聴く手段としての“CD”という媒体の必然性が薄れた要因の1つと言えるでしょう。

音楽配信の一般化

感覚的にはiPod登場から同時くらいに開拓された文化だと感じているのですが、結局iPodやmp3プレイヤーが流行となり、誰でも簡単にデータ単位での音楽の管理ができるようになったので配信だけでも十分になった状態となりフィジカルとしての必然性が薄れたのですね。①と重複しておりますが。配信で音楽が手に入れられるメリットとしては

  • CD等のフィジカル媒体と違い、管理に場所を取らない
  • すぐ欲しい時にリアルタイムで、家でも音楽が買える
  • CDで買うよりも安い

といったところでしょうか。場所を取らないはデカいですよね。僕の家はCDに溢れておりますが…。笑

流通における価格設定はおそらくかなりシビアですよね。CDとして販売となると勿論ケース代や歌詞カードの紙代・印刷料などが絡んでくるので、例えばCDシングル1000円という価格に対して、配信だと同じ曲がその半額くらいで買えてしまうというジレンマがどうしても発生してしまうのかと。詳しくは分からないですけれどもね。音楽の楽しみ方は当然人それぞれなのですが、このご時世“歌詞カード要る?”みたいなことにもなっているわけですよね。ネットでも歌詞の確認できますし。中々ブックレットをじっくり読みながら音楽聴くって、やりたいけれども非常に贅沢な時間の使い方だったりしますしね。

スマホの世界的な普及とYouTubeという革新

現時点で①②の流れを汲み最終的な形として具現化させたものがスマートフォンでしょう。これもまたApple社さんですね。iPhoneの登場からもう目まぐるしく時代は変わりましたよね。そしてスマホの普及によって音楽の取得手段や管理手段(①②のこと)も一気に変わったのではないかなと。

そしてなんと言ってもYouTubeですよね。アーティストのPVやライブ映像がいつでも好きな時に、しかも無料で観られる時代となりました。本当昔からあったら音楽好きには堪らなくて良かったのにね。笑 お金を出さなくても音楽が聴ける環境が増えたことは直接的にCD売上の低下に結び付けられますよね。各レコード会社やアーティストが公式でアップロードして宣伝することも最早当たり前となりましたが、その塩梅も色々と考慮していることでしょう。当然アップロードされている音源は実際のCD音源(もしくはデータ音源)よりも音質を落としていることが多いと思われますが、だからと言ったって聴くことには特に支障はなく“わざわざCDで聴かなくても良いや”な時代にはなっているでしょう。

④上記に伴うリスニング環境の変化

極め付けはアウトプット、リスニング環境の変化ですよね。BluetoothAirPlayというワイヤレスで楽曲を対応の端末(スマホ等)から対応のスピーカー・イヤフォンに飛ばすことによっていとも簡単に高音質で音楽が楽しめると。技術的にはそこらへんのワイヤードよりも音良いところまで来てますからね。ここまで便利になってくるとそりゃフィジカル媒体降参です!ってなっていっちゃうわけで。まあスマホやPCありきでの話ではありますけれどもね。

まあかなり普通かつ特に専門性の無い話をしてしまいましたが、これらの①〜④に関する時代の変化や環境の変化を汲んで、現在のサブスクリプションサービスへの世界的な傾倒となるのかなと。凄い時代ですわ。

サブスクへの驚き、そして業界影響の考察

で、これまでをひっくるめて何故今こんな話をしだしたか、ってところなのですが。

昨年の11月でしたかね。サブスクサービスの一つのAmazon Music Unlimitedが3ヶ月99円という驚異的な価格で体験できるということで、意を決して試してみたわけですよ。どんなもんやねんと。

まぁー、びっくらこきましたよね。ほぼ何でも聴けてしまうじゃん、って。こりゃあCD売れなくなるわなさ、と。

現在はApple Musicを無料期間にて試しておりますが、おそらく無料期間終了後も継続しますね…。これが時代か、と。

そんな衝撃と驚きでコレ書いております。

果たしてこれで今後音楽業界大丈夫なのかなと思うわけですね。

色々思ったことがありまして。

現在、日本の音楽シーンのトップの方を走る方々、例えば米津玄師や星野源UNISON SQUARE GARDEN等。まだ彼らはサブスクでの配信は解禁されていないですよね。

こういうの普通に良いと思うんですよね。もちろんレコード会社の商業的戦略であったり、アーティスト本人の意向であると思うのですが、本当に聴きたい曲を“選んで買う”文化というのは残しておくべきであるのかなと。自分でチョイスして買うことでその音楽への思い入れも生まれるし、大切にできるのではないのかなと。また、ここまで聴き放題なご時世であっても、そのアーティストの本当のファンの人がちゃんとお金を払って得られる特権というのはあって然るべきなんですよね。それでないとつまらないよね、正直。

とは言え、今や多くのアーティストが定額配信に賛同し参入する状況となっております。駆け引きなのではないかと思いますけどね。動きのない旧譜や現在のCD販売の現場を考えると“とにかく聴いてくれ”の方が効率良かったりするんですかね。無論、楽曲の再生回数に応じて利益分配は各アーティストに行われるわけですが、ちょっとここのところ調べたら1再生に対する還元額はかなり微々たるものらしいですね。(ごめんなさい、正直そこまで詳しくはないのでご指摘等ございましたらよろしくお願いします)

バランス取りなところもあると思いますけれどもね。海外では進んでトップアーティストの音源なんかすぐ聴けてしまうほどサブスクには寛容なわけで、時代に乗り遅れないという目線も当然ながらあると考えられますし、サブスクでまず楽曲に触れてもらい、そこからフィジカル媒体やライブでの収入に変えていくという宣伝効果を踏まえたところもあるでしょう。

 CDってこれからどうなるの?CDの意味は?

今度はまたフィジカル媒体、CD等の話をしていきます。

じゃあ今後CDはどうなるの?ってところだと思いますが、当然フィジカルとしてのリリース数や流通量は低下していくでしょう。もうここまできたらしょうがないですよね。

寂しいですよね。例えば親愛なるアジカンのゴッチも「今後CDシングルの役目は終わるだろう」なんて話しているし、ブルーノ・マーズが2016年に「24K Magic」をリリースした時の某インタビューでは「アルバムが出来る上の工程の中で、CDをプレスする光景が見られることが今後無くなると思うと寂しいよ」といった旨の発言もしております。アーティスト自身がここまで話していることが、実際の現状を何よりも証明していますよね。

完全に消えるわけは無いと思います。当然今でもCDを使って音楽を聴く人は大勢いるわけで。もう少し掘り下げたいのは、CDでなければいけない意味合いですよね。

ここで出てくるのは音質でしょう。正直ここもそんなに詳しいわけではないので、自分も調べながらなところがございますが、音質の良し悪しは1番単純なところでいうとビットレートという数値で判断することができますが、CDだと1441kbps(ビットレートの単位です)、対してサブスクで配信されている音源に関しては256kbps〜320kbpsが一般的でございます(mp3だと128kbps〜)。当然スピーカー等の使用環境やアウトプットの際の処理速度によっても再生結果は変動してきますが、単純にCDの方が音良いわけですよね、数字的には。まあ実際のその差というのは、分かる人には分かる的な話かもしれないが…。

とは言え、僕も今更CDレシーバー欲しいななんて思ってきちゃってますからね。やっぱちゃんと比べれば音違うんかな、とか。後は好きなCDを持っている好きなアーティストの曲はなるべく良い音で聴きたいななんてふと思っちゃったりしますね。

思い入れですよね、結局。歌詞カード等のフィジカルとしての肌触りを楽しむのもその人次第ですし。利便性を取るか、拘りを取るかみたいな。自分は両方と上手く付き合いたい。数年前からアナログレコードブーム再来なんていっておりますが、アナログもええよな、マジで。欲しいですもん。レコードでThe BeatlesとかLed Zeppelinとか70年代のソウルとか聴いたら堪らんやろな。温もりがあるんやろな、だから今も尚愛されるんやろな。これはまた音質とは別の話ですけれどもね。そんな憧れアッチ。

ただね、CDの話しながらも、ここ数年はハイレゾなんていう第3の刺客がおってだな…。CD以上の情報量を持っている配信データ音源ですね。ビットレートは実に2304kbps〜らしい。(これもまた再生時の処理速度によって異なるらしい。)

アッチ的にはハイレゾはもはやオカルトの域だと思っているので現状興味はないですね。ってかハイレゾってそもそも、とある一つのアルバムをCDが擦り切れる程聴き倒した上で聴き比べて初めて感動が得られるものだと思っていますからね。音質ええからとにかくハイレゾ聴く!はちょっと違いますよね。なので言うならば自分もまだその領域にいないのだ。オーディオ揃えるのも金かかりますしね。商売上手いよな本当。(とか言ってみる。笑)

山下達郎氏も仰ってましたよね確か。「微細な音を聞こえなくするように作業しているのに、聞こえさせてどうするんだ」「CDの音こそ完成形」みたいな。ちょっとちゃんとは忘れてしまいましたが…。笑 まあいずれにせよ流石達郎ですよね。

(すいません、私以前某オーディオ機器メーカーに勤めていて、よう知らんくせにハイレゾ欲しがる厨にイラっとしていた経験がございます。笑)

アッチ的サブスクリプションサービスとの付き合い方

ではまたサブスク主体の話に戻ります。

アッチは驚いたわけですよ。こんだけの膨大な音楽が聴けてしまうのだから。

スゲーんです結局。時代キテんなって感じですよ。

サブスクは上手く使いたいですね。結局人間最後は死ぬわけだし、音楽にしろあらゆる芸術にしろ、それらに対しての感受性ってのは歳を取るにつれてどうしても薄れていくんですよね。だからもう、使えるものは使ってやろうと。少しでも多く、自分の魂にバチコーンヒットする曲に出会いたい、否出会えるチャンスを作っていきたいな、と。そんな考えをお持ちであるならば、サブスクリプションサービス、最高なのではないでしょうか。

逆を言うのであれば“聴けすぎる”ため、取捨選択が少し大変ですね。困ってしまうというところ。笑

月額980円として、大体日割り30円くらいですからね。僕は安いと取ります。

 

いやー、長かった。笑 なんとか最初に話した落とし所には持っていったつもりですが、全体像として上手く伝わりましたかね?やっぱりどれも大切にしたいんじゃー!ってことですよ。

軽く自分に引いていますよ。一般人が何日も使って何書いてるんだ、って。笑

といったわけで、少し音楽にまつわる社会的な話をしてみました!アッチでした!ではまた!