誰しもが、心の中にずっと残っている思い出の一曲があるはず…音楽とは人生だ…。
ーアッチ・カタスミーノ(1989~)
どうも皆さまアッチです!今回も私の愛して愛して愛しまくっている1曲をご紹介してまいります!
今回ご紹介させていただきますのは空想委員会「マフラー少女」でございます。
肌寒さが募るこの時期、そしてこれからの卒業シーズンにピッタリの1曲ではないでしょうか。
ご存知空想委員会は3人組のロックバンドでございますね。2014年メジャーデビュー。ソングライティングをメインで務めるVo.&Gt.の三浦委員長、Gt.の佐々木氏、Ba.岡田氏の3人からなる少し変則的な編成のバンドですね。ライブやレコーディングではサポートの“委員会顧問”Dr.テディ氏がガッチリ後ろを固めてくれている次第です。
これもね、本当残念ながらしばらく活動休止に入ってしまうのよね。現在の3人+ドラマーの編成を終了する運びみたいですね。東京追加公演いこうと思ったけど仕事だった…!無念。
つかなんで俺の好きなバンド皆活動休止しちゃうねん。モノブライトも前回のスムルースも。良い音楽家はもっと評価されろよ!うーむ。まあそれが自分の役目だ。モノブライトは今度たーっぷり語りますからね。お楽しみに。
僕アッチは彼らのことはメジャーデビュー前からYouTubeで映像観たりしていて知っていて、ライブも何回か観くほど好きでしたよ!なんてったってね、三浦委員長とお話までさせていただいたことございます。
いつかの夏のOTODAMA SEA STUDIOでのライブかな。この日のメンツが個人的に最強すぎて。空想委員会にZAZEN BOYSにモノブライト!!!!全部僕が何度もライブ行ってCD買ってる愛するバンド!!!最強でしょうこの組み合わせ。空想委員会とモノブライトなんかもう向井秀徳直系の影響だったりするしね。ヤバヤバで。
オープンなライブで凄く良くて。ZAZENメンバーの向井氏以外(カシオ・二段・吉田氏)からはサインもいただいちゃったりしちゃって。ホンマ良い人たちだよ。笑 最高でしたん。
で、この日のライブの終演後に、海際で漂う三浦委員長を発見して、勇気を振り絞ってお話させていただいたのです。
あのまんまな感じの控えめで柔らかい方でしたなぁ。年齢を伺ったのですが、さすがプロでしたね。バンドのコンセプトとイメージ保つ為に全く教えていただけませんでした。笑
空想委員会ですが、三浦委員長の描く楽曲の世界観がなんとも魅力的でございます。
少年期そして思春期特有の男子が抱える恋愛への闇と光、またその悶々とした心情や苛立ち・妬ましさ、そして女性へのかぐわしき憧れや妄想が三浦委員長独自の切り口・先入観で鮮やかに表現されております。
また、少年少女が胸の中に秘める日々への葛藤であったり、大人になっても感じてしまう“存在意義”へのクエスチョン、またやり切れない生活を過ごす人々へのエールを送る楽曲も多々あり、非常にエモーショナルでかつノスタルジックな一面も見せてくれます。好きやねんなあ。
声も良いんだよなあ。最近の若手みたいに派手ではないけれども安心感が凄い。優しく強く真っ直ぐな声。だけれども心はロックしてくれてるんだよなぁ。
テクニカルな演奏も見ものでございますね。佐々木氏の暴れるフレーズこれぞTHEギターロックといった感じ。好きなんですよ。
ダンサブルなナンバーからバラードまで、幅広く表現する手腕は流石です。
今回ご紹介いたします空想委員会「マフラー少女」でございますが、この曲は彼らがインディーズの頃から存在していたものでございまして、ライブでも頻繁に演奏され、特にライブ終盤やアンコールで演奏されることから、空想委員会ご本人たちも思い入れの強い1曲なのではないかと感じます(それが嬉しい)。
で、例えば空想委員会のファンの方がこの記事を読んで、「いや、マフラー少女は今更言うまででもないでしょ」「ベタだわ」となるかもしれないんですね。そのくらいファンの方々も愛していて馴染んでいるはずの曲なので。
しかし、アッチはそれでも書くんですよ。何故ならずっとこの先も残るべき名曲であるから。
自分や空想委員会を知っている人だけが知っているのは実に勿体ない名曲なのです。もっと多くの人々に届いて然るべき曲なのです。また、それを強く熱くわざわざ語るのが私アッチの信念でございます。
いや、早く続き書けよ。笑 すいませんよろしくお願いします。
ついこの間もベストアルバムが出ましたね。ご存じない方はそちらをチェックしていただけると「マフラー少女」も収録されていて良いかなと。上に載せたリンクのものは、メジャーデビュー後の再録ver.ですね。
もうね、本当名曲ですよこれ。
ノスタルジックなギターの旋律から始まりますが、そこから一気にバンドのストレートで情熱的な演奏が繰り広げられます。センチメンタル漂うエモーショナルなリードギター、タイトに紡ぐリズム隊のスピード感が冬の情景、とりわけ“卒業”であったりそれらにまつわる別離や変化の物悲しさ・儚さを表現しております。
不思議な曲だとは思うんですよ。展開もそこまで複雑でなければ、メロディのパターンも多くないのでどちらかと言うとシンプルと言っていい曲なんですよ。しかも近年のロックにしては歌メロのキーもそこまで高くなくて、派手ではないんですよ。そして歌詞も長くない(多くない)。
しかし、何故にこの曲が僕の心を掴んで離さないのか。飽きない飽きない。聴きまくり。何百回聴いたか分からないぞ。異常なほどに聴いていますからね。
凄いのよこの曲。なんといっても歌詞が凄い。
寒さはじきに薄れていくだろう 知らぬ間に
君のマフラーなびいているよ 手を振るように
サビの歌詞ですが、これだけの文字数・表現だけでその情景がバーっと頭の中に入ってくるんですよ!あの切ないやつやん!っていうね。マフラーを用いた比喩が見事すぎて、これ凄いなって。
で、ラストのサビです。
記憶はじきに薄れていくだろう 知らぬ間に
君のマフラーなびいているよ 手を振るように
この楽曲の全体の歌詞における前後関係から、卒業間近のワンシーンであったり、思いを寄せる人への気持ちであったり、作品における季節感は十分に理解できるんですよ。ただ、一単語変えただけで、言うならば80%くらい既に伝わっていたところを100%まで補完してしまうこの凄さね。切ねえ、っていう。
勿論空想委員会はどの曲も好きですが、この曲に関しては衝撃でした。マジで凄いなと。
シンプルでここまで持っていけるんだ、っていう。むしろこれ音楽の理想形ではないのか?っていう。難しいことしなくてもこんなに伝わるのだからね。
歌と三浦委員長の声も本当合っているんだ。よく自分を分かって作っているなぁと。切ないけど癒されるんだよね。
インディーズ盤の「マフラー少女」も配信で聴けるので、違いを楽しむのもまたご一興。
彼らの他の曲では「プロポーズ」なんかも最高ですね。メジャーデビュー前にバズってきてアッパーチューンでしっかりパブリックイメージつけた後にこれで勝負してきた時は“信頼”の一言でしたね。これも名曲なのよ。
というわけで、是非ともご存じない方はご一聴いただければと思います!僕に間違えはないんで!笑
ではまた!…といきたいところなのですが、この記事をポロポロ書いている間に偶然にもタイミング良く奇跡的な大事件起こりましたね。
NUMBER GIRL再集結
リアルに鳥肌立ちましたよ。こんなことあるんだ…っていうね。
赤いキセツ到来、ですな。
いつか必ず僕の向井秀徳愛は別で語りたいと思います!というわけでアッチでした!ではまた!