アッチの街の片隅から愛を込めて

迸るほどの愛を込めて、濃厚かつ丁寧に音楽その他色々を語ります。

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自分ほどアジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が好きな男はいない

というわけで、早速本筋脱線のブログも書いていきたいと思います。

基本ブロガーなんて自己顕示欲の塊ですからね。笑 どうぞお付き合いください。

 

皆さんはアジカンを知っているか

自分は非常に音楽を愛しておりまして、邦楽洋楽また年代特に関係なく色々聴くのですが、日本のバンドで特にこよなく愛しているバンドの1つがASIAN KUNG-FU GENERATIONもといアジカンですね。

 

21世紀以降大成したロックバンドの1つですよね。生憎TVでの露出は少ないので、世間的に見たらご存知の方は少ないのかもしれませんが。

とりわけ代表曲として挙げられるのは、アニメ「鋼の錬金術師」の主題歌であった「リライト」であったり、同名の映画主題歌であるソラニンあたりでしょう。

 

デビューから現在まで約17年、常に自分たちの可能性を信じ、常に成長し、常に新しい音楽の探求を続けてきたロックバンドです。(詳しくはwikiってください)

 

まあ本当にアジカンが好きで。人生の半分は聴いていますかね。

世の中にアジカンがドカーンと頭角を表したのは、2004年アニメタイアップでの「リライト」のヒット、その流れでの2ndアルバム「ソルファ」の大ヒットあたりでしょう。フェス等のライブで演奏される楽曲も、この辺りの曲が多いですね。

彼らの特徴としては、メロディと歌詞の癖が強く、スルメ的(噛めば噛むほど味が出る)楽曲が多いところです。故に新規ファンの付きにくさNo.1バンドなのではないかと。笑

本当好きな人じゃないと好きじゃないよね、もはや。笑

まあ僕は大好き、愛しているのですがね。

ではそんなアジカンとの出会いを書いて参ります。

 

昔はアジカン嫌いだった

僕は子どもの頃はどちらかというと音楽に疎い人だったのですが、小学校高学年の頃辺りから音楽の魅力に気付き、そこからのめり込むように音楽が無いと生きられない人間になっていったのです。

後にブログで書いていきますが、中学・高校の頃はまた違うアーティストに夢中になっていて、アジカンはそこまでって感じだったんですよね。周りはすげー聴いてましたけどね。

アジカンは当初どちらかと言うと嫌いでした。なんだアニメで売れやがって、と。ミーハーばかり食いつきやがって、と。ましてやボーカルの後藤とかいうやつのいけすか無さはなんだ、インテリぶった見た目しやがって。といった印象でした正直。

ただ、弟の影響もあってちょいちょいは聴いていましたね。「Re:Re:」「ラストシーン」なんかは当時から好きで、今は懐かしいMDウォークマン(MD自体知らない世代もいるんだろうな…)で高校の行き帰りに聴いていました。別にハマるほどではないけど、ほんの少し気になる存在…的な距離感でした。

 

徐々に変わりゆくアジカンとの距離感

高校を卒業してからはCD屋でアルバイトをしておりました。この頃アジカン会心作そして大名盤「マジックディスク」をリリースします。「新世紀のラブソング」の衝撃は中々でしたね…。仕事での流れもあり、この頃もちょいちょいアジカンの音楽には触れておりました。

その後僕はCD屋を辞めて、違う仕事に就くのですが、自分のやりたい仕事ではあったものの、当時の理想と現実のギャップであったり、人間関係の疲れが出て、心身共に割と参ってしまったのですね。

そしてこの頃あたりから、“自分がやけにアジカンを欲する”ようになっていったのですね。彼らが鳴らすロックの強さ、ゴッチが発する言葉の逞しさが、やるせない自分の生活を後押しするものとして必要になっていったのですね。なんかわからんけど、自然な流れだったなあ。

 

運命の初アジカンライブ

そんな中、いよいよ自分がアジカンにのめり込む出来事が訪れます。

2012年、1枚目のベストアルバム「BEST HIT AKG」リリース後のツアーですね。

ここでも有能な我が弟、武道館公演のチケットを当てはったんですね。(自分も申し込んでいたが外したっていうね。)

初のアジカンのライブ。あんだけ当時毛嫌いしていたアジカンのライブにいよいよ行くようになっちゃったかと。しかし心のワクワクは止まらない。

またまた有能我が弟、武道館ど真ん中のほぼ最前やぞ…!と。武道館でこの距離、引きが強すぎるよ!と。

開演、メンバー登場、まあ近いなと。そして鳴らされた1曲目「迷子犬と雨のビート」。一気にアドレナリン出ましたね。堂々と鳴らすピースフルなロック。やばいなこれ、と。

振り返ると1曲目の迷子犬は好選択ですよね。激しい曲だと客が一気に前に押してきちゃうからね。考えてたんかな、とか。

「迷子犬〜」で一気に目の前の4人に釘付けに。そして2曲目で来たよ「Re:Re:」。

『ウワアアアアアアア!!!!』ですよね。テンションやばいことになりました。カッケェ、カッケェ!!って感じです。アジカンのライブやっばいな!みたいな。

もう夢中に楽しんだわけですわ。これまた僕の愛しく好きな「真冬のダンス」も演ってくれたりして、アジカンは俺がこの日来るの分かってやってたんじゃないの?って感じの選曲。

(ってか「真冬のダンス」このツアー以降現在まで演ってないですよね)

とにかくね、衝撃がやばかったんですわ。

この前年には東日本大震災があり、悲しみと行き場のない無力感みたいなものが世間のムードとして漂っていて、自分も個人のことで申し訳ないけれど精神が辛くてってところで、アジカンが本当に力強い音楽をブチカマしてくれたんですね。本当に、心強かった。

(余談。この日のライブとそれ以降しばらくのライブ、自家発電の電気で演ってましたよね。たまに音小さい時ありましたよね。今となってはよき思い出。)

しかも凄いのが、終演時に山ちゃんが投げたピック、僕のところ飛んできましたからね。笑

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ライブ終演後に飛んできた山ちゃんのピック

持ってるんですよ、やばくね?笑 奇跡起こりすぎだろと。

で、この武道館ライブ以降、1週間は余韻が続きました。感動しまくってしまいましてね。こんなに余韻を引きずったのはこの日のライブと映画「おおかみこどもの雨と雪」を劇場で観た時くらいですかね。笑

 

アジカンが愛おしくてたまらない

完全にアジカンに打ちのめされたワタクシ、ここからは今までの空白を取り戻す、いやむしろ貯金を作る勢いでアジカンを聴きまくりました。とにかく漁った。聴いて聴いて聴きまくった。そして彼らはいつも自分に生きるエネルギーと勇気をくれた。仕事がある次の日が来るのが嫌で、やり場のない気持ちの夜、1人公園でアジカンを聴いて自らを奮い立たせたことも何度もありました。本当に自分を救ってくれました。

2014年の横浜スタジアムのライブ、初日の「ファン感謝祭」に行ったわけなのですが、毎朝出勤時に聴いて、自らの背中を押してくれていた「電波塔」を披露してくれて、人知れず涙したのです。挙句その後披露された「夏蝉」で“あゝこれで本当に今年の夏は終わるんだな”とまたもや涙したわけです。

そんなわけで、アジカンは自分にとって無くてはならないものであり、生活・人生の一部なわけです。

ライブに関しては行きまくったせいで今や逆に感動しないレベルにまでなってしまいました(失礼、笑)。

今回こんなタイトルの記事を書いておりますが、マジだと思いますよ。笑

俺より好きな人いますかね?ってくらいですからね。笑

ただね、勘違いされたくないんですよ。

自分はアジカンを愛しています。ただ、盲目にはならへんよ?っていうね。

“出す曲何でもかんでも良い”ってわけでは当然無いんですよ。笑 また、“ライブは毎回最高に感動するわ〜”ってわけでも無いです。笑 これはシビアよマジで。

好き故に、ですよね。めちゃくちゃ聴いてめちゃくちゃ観ているからこその着眼点です。

 

アジカンの何が良いのか

まずメロディですよね。ゴッチメロディとしか言い表せない芋っぽさ、フォーキーさ、疾走感、ロックさが堪らないよね。

で、歌詞ですよね。初期のガッチガチな感じも近年の咀嚼しやすい感じも両方好き。とにかく熱いし、人間味溢れているし、言葉のチョイスがプロフェッショナルよね。巧みな比喩表現、言葉遊び、心地の良い押韻、堪らないです。

ゴッチの声が何と言っても最高よね。僕は今の歌うまゴッチ好きですよ。ゴッチの声はゴッチでしか出せないんだよなぁ。良い声だよね。癖になる。何というか、ゴッチがゴッチの歌を歌うのに最も合っている声だよね。ワン&オンリー、好き。

そしてメンバー全員が有能。建さん山ちゃんキヨシ、この人たちじゃないとアジカンはダメなのよね。

アジカンは馬鹿テクでやっているバンドではないのよね。ゴッチの独特なソングライティングと、4人のアイデアと創造力が溢れるバンドアンサンブルが合わさって“アジカン”という個性になる。テクニックの上手さ以上にK.U.F.U.(工夫)で音楽を作っている精神にグレートアマチュアリズムを感じさせますよね(もちろんライブも上手いしプロだけど)。そこも堪らない。

まあ中々言葉で表すのも難しいですよね。笑

でも最高なんです。

 

というわけで、今後アジカンについて語るブログ、ガンガン書いていくと思います。

好きだから語りたいんですよね、せっかくの自分のブログなので。

是非とも、アジカンファンの方には読んでいただけると嬉しいなんて思います。

どうぞよろしくお願いいたします!

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