アッチの街の片隅から愛を込めて

迸るほどの愛を込めて、濃厚かつ丁寧に音楽その他色々を語ります。

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モーモールルギャバン「僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ」アッチが愛してやまない1曲その1

誰しもが、心の中にずっと残っている思い出の一曲があるはず…音楽とは人生だ…。

 

ーアッチ・カタスミーノ(1989〜)

 

というわけで新コーナーの「アッチが愛してやまない1曲」、始めていきます。(唐突)

 

今回ご紹介したい私アッチが愛してやまない1曲は、モーモールルギャバンの「僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ」でございます。

 

ご存知モーモールルギャバンは京都出身のバンドですね。Vo.&Dr.のゲイリー・ビッチェ、Vo.&Key.のユッカ、Ba.のT-マルゲリータによる3人編成。

2010年のメジャーデビュー前から話題沸騰のバンドであり、エモーショナルな楽曲と、観る者の心に焼き付けられる情熱的なパフォーマンスが持ち味のバンドでございます。

モーモールルギャバンの代表曲としては、ライブでの“パンティーコール”がお馴染みの「サイケな恋人」、ギターサウンドをイメージさせるシンセの音色が特徴的なダンスナンバーの「ユキちゃん」あたりが挙げられるでしょうか。


サイケな恋人/モーモールルギャバン

僕はメジャーデビュー前に話題になってきた頃から知り始め、当時下北沢で行われたライブサーキットでライブを観たことがあります。CLUB Queでしたかね。入場規制かかっていましたね。

ユッカが繰り出す印象的かつ創造性豊かなシンセサウンドと、ゲイリーのもつ変態的な詞曲の世界観と感情的なドラミング、マルゲリータのド太く五線譜上を自由に泳ぐベースにより成り立つ楽曲は、彼らしか鳴らせないオリジナリティ溢れるものばかりでございます。

サウンドも歌詞もライブパフォーマンスも特徴的過ぎるので、世間的には“イロモノ”“変態”のレッテルが貼られるバンドではあると思います。実際メジャーデビュー前もそのような路線が多くの人の目を引いたのも事実ではないかと。

だがしかし、彼らはそんなイメージだけで捉えるのが到底勿体無いと言えるほどの“やり手”バンドなんですよね。

楽曲の幅も非常に広く、踊れるナンバーからシンプルなロックナンバー、センチメンタルなミディアムナンバーからバラードまで巧妙にこなしてくれます。

伝える所は伝える、抑える所は抑える、暴れる所は暴れる、という抑揚をしっかりと効かせることのできる楽曲作りとライブが出来る、めっちゃくっちゃええバンドなのですよ。

彼らのベースや信念には“J-POP”というものが少なからずも存在していると感じるのですね。

キャッチーで耳に残るメロディ、変態かつ赤裸々ながらも心に刺さる歌詞、3人が作り出すソウルフルでエモーショナルなサウンド。それらはオリジナルでありながらも普遍的で大衆に訴えかけられるポップネスそのものなわけです。なので、広い視野を持って彼らの楽曲に耳を傾けていただけたら嬉しいと思います。

 

で、前置きが長くなりましたが今回ご紹介させていただくのは「僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ」という楽曲です。

 

 

メジャー3枚目の同名アルバムのタイトルトラックでございます。

聖堂の神々しい雰囲気を連想させるオルガンの音色、そして躍動的なスネアロールから幕を開けるミディアムナンバー。タイトなリズムが曲を力強く前進させ、ゲイリーの優しいボーカルとユッカの切ないコーラスが胸に染み渡ります。

6分弱という長尺ながらも、穏やかにそして滑らかに聴き入ることが出来ます。

この「僕は暗闇で〜」のアルバムが出て最初この曲聴いた時はもうぶっ飛びましたね。こんなんやるんだ…やばすぎるな…っていう。

彼らの元々の印象からすると、真っ直ぐ過ぎるんですよ。曲調もアレンジも。だが、それが!それが良過ぎるのよ!

で、語弊なくお伝えすると、彼らの印象と裏腹な曲であったことの驚きではなく、“良い曲”過ぎることへの純粋な驚きです。胸を打たれすぎた。こんな良い曲この世に生まれたか…みたいな。

そもそも音楽や芸術には勝ち負けはなくて、数値化して点数をつけたりすることも、受け手側の価値観によるものだからあり得ない話であるんですよ。そういうものでも無いですし。

ただ、この曲は僕にとっては100点満点です。

非の打ち所がないというか、完璧というか、素晴らしすぎる6分間なのですよ。決して上から目線での物言いではございません。

アレンジ・展開・コード感・音色・歌詞、全てが僕のツボであり、究極。何度も言ってしまいますが、こんな曲あるのか…ってやつです。

速攻で感じました。“これは一生のお付き合いになるな”と。

でね、事あるごとにこの曲を聴きます。ちと今辛いな…でも進まなきゃな、って時や背中を押してくれる力が欲しい時、一人まどろみたい時、この曲の力を借ります。

タイトルに「叫ぶ」と付いておりますが、決してラウドに雄叫びを上げるんじゃないんだよな。

心の奥底にある叫びたくて堪らない想いが、どうしても抑えきれず溢れ出てしまうような、か細くも力強い「叫び」なのかなと。

歌詞がやばいです。

 “繰り返される時代に死なない言葉が足りない 叫ぶ”

 “いつの間にかこんなところまで来たよな そんな風に君とこの時代愛したい”

これらをゲイリーの実直で優しい声で歌われるともうアカンのです。

そしてラスト、

“ああまだ消えないから 走る命さえ 一人一人ならさあ行こうここから”

ユッカの繊細な歌声でノックアウトです。

まさに暗闇からその先に差し込む光へと向かうような、淡い希望を感じさせてくれる展開です。どんだけこの曲に救われてきたか。泣いてしまいます。とにかく一度お聴きいただきたい。完璧だ。

 

というわけでいかがでしたでしょうか。本当に良い曲であり名曲間違いなしなので、是非ともご一聴を!

この「アッチが愛してやまない1曲」は継続的なコーナーにしようとは考えておりまして、僕も29年生きてきて、一人の音楽を愛する人間として数多くの曲と出会い惹かれいっぱい紹介したい曲があるのですが、敢えてこの曲を第一回目に選ばせていただいたことにより、改めて僕の思い入れの強さと“マジで良い曲ですよ!”という推しの思いを感じていただければ幸いでございます。

 

最近この曲のライブ映像もYouTubeでアップされましたね。


モーモールルギャバンLIVE「僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ」2018.10.12恵比寿LIQUIDROOM

テンポが速くなるのもライブならではでご愛嬌。最高です。アップしてくれたモーモーに最大級の感謝。

それではこのあたりで。ではまた!

 

 

アッチ、嵐の活動休止報道に衰弱

どうもアッチです!今日も愛を込めて書いてまいりますっと!

 

タイトルにもございますが、嵐が2020年末をもって活動休止という、早速2019年1番の大ニュースが出てきてしまったわけではございます。しかも悲しい方のニュース。

実は私アッチ29歳男性、そこそこのアラシック(嵐ファンの総称)なわけですよ…。

なので、非常に神経衰弱というか、ショックは受けておりまして…。

どのくらい僕が嵐のことが好きかと言うと、

  • CD屋アルバイト時代に、当時リリースされていた嵐の全アルバムのポップを作成し、売上向上に貢献(5×10のベストあたりでしょうか)
  • 中高生時代、当時ド深夜に放送されていたDの嵐及びGの嵐を予約録画までして視聴する。完全に5人の魅力の虜となる
  • VS嵐の番組収録観覧に2回参加。大野くんが2m横まで近づいたのだよ…!
  • 自身オリジナルの嵐プレイリストを作成して楽しむ
  • そして持っています、「ウラ嵐マニア

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めっちゃ欲しくて某GEOで見つけて即購入。ファイトソングが死ぬほど欲しかったのだよ…。

大好きなのよ。笑 

本当大好き嵐。5人ともマジで好きですが、強いて1番を言うのであれば翔くんです(てへぺろ)。

というわけで、5人揃う姿が2021年以降見られなくなるのはとても残念です。

今こう書いていても少しナーバスですからね。笑

平成史上最高の“グループ”ですよ。他のファンの方も仰っておりますが、同じ時代に生きていることが幸せに感じます。

まぁー、大野くんがああやって言うのであれば仕方ないよね。本当よく休んで、好きなこといっぱいやってほしい。釣りでもなんでも、自由に好きなことに打ち込んで自由な時間を過ごしてほしいです。

5人の記者会見、完璧というか素晴らしすぎましたよね。5人でなければ嵐でない、それは我々ファンからすると1番揺るぎなくあってほしかったものであって、その絆の強さを惜しみなく感じさせてくれた会見でした。

会見での記者の“無責任では?”発言が世間的に話題にも問題にもなっておりますが、あれはちと酷いですよね。翔くんとニノが的確な返しをしたからこそ、より濃密で深みのある会見にはなりましたけれども、別にあれただイラッとする質問ですよね。

小説でいうところの“行間を読む”みたいなことだと思うのですが、別にあの質問がなくても、彼ら5人の真摯な姿勢と休止に向けての2年間のスパンの意味合いを考えると分かるじゃねえかっていう。

「あの記者の質問は必要悪だった」なんていう声もありますが、多少プロレスめいた展開もしくは台本ありきでのものでなければ、今後例の記者は生きにくくなるんじゃないかなぁーなんて思ったりもします。社会は厳しいです。それくらい侮蔑的な質問でしたよ。

ここのところはメディアは嵐で話題が持ち切りですが、僕の頭の中も嵐でいっぱいです。泣

残り2年弱ですが、嵐5人が揃ってくれることを楽しみ、目に焼き付けたいと思います。

嵐最高!ではまた!

 

 

アジカンの最高傑作は「マジックディスク」異論は認めない

マジックディスク

 

どうもアッチです!今日も元気にいきますよー!

まあタイトルの通りです。僕の大好きなバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONもといアジカンについて語っていこうと思うわけですけれども。

 

www.atsudays.work

 

最新作の「ホームタウン」について先書くか否かってことで迷ったのですが、ここは素直に自分のfavoriteについて書いていきたいな、と。

アジカン名盤番付に終止符を打つ!

アジカンはデビューから現在に至るまで実に9枚のフルアルバム(再録盤ソルファ除く)、2枚のミニアルバムを世に放っております。

彼らの音楽への飽くなき探究心により、作品毎にその毛色や肌触りが異なり、どの作品でも違う印象を楽しませてくれるのは言わずもがなでございます。また、年数が経つにつれて歌唱力や演奏面の成長を感じさせてくれるところも、我々リスナーにとっては大きな楽しみでございまして。

非常に作品数も多く、またファンも多いバンドですので、アジカンは◯◯が一番の名盤だ”みたいな話が各所各所で出てくるわけですよ。好きな人ほど作品に思い入れもあるでしょうし、語りたくもなりますでしょうしね。

分かりますファンの皆さんの気持ちは。初期が良いだ「ホームタウン」が最高傑作だとか、言いたいことは分かるんですよ。

だがしかし、今回その論争に私終止符を打ちます。

「君繋〜」「ソルファ」が最高だとか、あの頃が良かったとか言う人、荷物をまとめてお帰りください。笑 そういう人たちは死ぬまでそのアルバムをリピートしていてください。

 

そうズバリ、

アジカンの最高傑作は「マジックディスク 」異論は認めない

ということです。

 

皆さんあーだこーだ言いますが、これが正解なんですよ。思い出補正とかは抜きですよ。あくまで平等な目線かつ冷静な判断のもとです。

少年よ、「マジックディスク 」をすこれ。

何故「マジックディスク」なのか?

あくまでも僕の一意見ですので適当に聞いていただければ。笑

例えば、僕がアジカンを聴いたことがない人に1枚アルバムを薦めるとしたら、無難にベスト盤の「BEST HIT AKG」にします。何故なら代表曲もあり、アジカンのパブリックイメージである“疾走感ロック”があり、かつ様々な彼らの幅広い音楽性がざっくり解るであろう1枚であるから。

実際アジカンアジカンカラーみたいなものが強いので、オリジナルアルバム1枚渡して“どうよ?”ってのは少し難しいと思うんですよね。ハマらない人には一切ハマらないでしょうし。

ただハマるともう抜け出せなくなるんですよねアジカンは。そして飽きない。

なので、今回お話しさせていただく「マジックディスク」に関しましても、最初に薦めたい1枚!というよりかは、少しアジカンに興味がでてきた人向けなのかなと。

前置きをしたところで、早速語って参ります!

では、何故「マジックディスク」が一番かということになってくるわけですけれども、まずこれらのことが言えるわけです。

これらのことが言えるアルバムなのではないかと。

名曲が粒ぞろい、これは言わずもがなですよね。「新世紀のラブソング」「マジックディスク 」「さよならロスト〜」「迷子犬と雨のビート」「青空と黒い猫」「架空生物のブルース」「ラストダンスは悲しみを乗せて」「橙」いやこれ強すぎるだろって話になってくるわけですよ。(ボートラのソラニンはクソどうでもいい)

何これ、この名曲の集合体。2001年前後の巨人か!(仁志・二岡・高橋・松井・清原・江藤・清水・元木)ってなってくるわけですよ。走攻守揃ってやがる…っていうね。

いやね、そりゃどのアルバムも良いですよ。ワールド×3なんかもハイクオリティの楽曲揃いですし、カマクラの“らしさ”なんて最高なわけですよ。はたまた最新作ホームタウンも現代の世界水準の音質をギュッと閉じ込めた、アジカンでしか鳴らせない作品なわけで。

ただね、違うんですよ。「マジックディスク 」収録の楽曲の圧倒的クオリティはハンパないんですよ。

クオリティでいうと「新世紀のラブソング」だけ既にで年間20勝投手になるくらいなんですよ。とにかく凄いよね、聴けば聴くほど。そこに「迷子犬」選手もいるんすか!?っていうね。何あのポップさ。超ピースフルでさ。全人類に向けて鳴らせるポップロックやろあんなん。「さよならロスト~」選手は神曲ですか?2017年新春の武道館アンコール号泣したよ?いやさらに「ラストダンス~」選手まで…!メロディも歌詞も演奏も最高すぎるんじゃってやつじゃないですか。アジカンの4つ打ちは極上なのよ。そうだよ俺だけに罪はねーんだよ。ありがとうだよ。何千回聴いたかレベルですよ。しかもそこに「橙」選手が抑えのリリーフでいるのか!と。キメが最高すぎるだろと。お前のポップは涙を誘うよ、と。もう涙しまくりな曲の数々。

相対的に見て“スゲースゲー&スゲー超スゲー”な楽曲が集まった、オバケアルバムなわけですよ。

(もちろん上で挙げていない「マイクロフォン」達も好きだぜ。)

クオリティ、というところなのですが、例えば「センスレス」や「ナイトダイビング」に現れているような楽曲自身の構築力的なものとはまた違うんですよね。

メロディはもちろん、ゴッチの温かみや優しさが感じられる詩、バンドとしての確立されたオリジナリティというところが頭一つ出ている(というより、そこの部分の強みがより強固な)曲ばかりですよね。

全体的な楽曲のアレンジに関しても、「めちゃくちゃ模索しました!」というよりかは「模索した結果これしかないです!」という感じで、バシーンハマっているものばかりだと思うんですよね。楽曲を表現する上でこれ以外正解あるか?という。穴もなければ無駄もないというか。

僕がこう話していて、ここらへんの価値観の共有や伝え方は難しいんですけれどもね。

しかし本当異常です異常。頭おかしい。凄すぎる曲の集まりです、はい。

“ゴッチアルバム”という言葉の解釈を改めよ

で、よく「マジックディスク 」は“ゴッチアルバム”だなんて言われますよね。本人もそう仰っておりますが。

これもね、“ゴッチ臭キツ過ぎてちょっと…”みたいなこと言う人いるんですけど、違うんですよ!と言いたいですね。

確かにゴッチがその当時表現したかった音楽性がギッチリ詰まっているアルバムだとは思うんですよね。「新世紀〜」なんて難産だったし、バンド解散寸前で産まれたアルバムだなんて言うくらいだから、相当なゴッチのプロデュースの熱意と圧があったこと間違いないわけで。

2010年、という音楽を取り巻く環境の変化や、閉塞感漂う時代の流れに、確固たるものを一発ブチ込んでやりたいっていう強い意志もあったわけでしょう。

そんなゴッチの気持ちがあったからこそ、むしろ無かったらここまでのもの出来なかったレベルの作品にはなってますよね。

「新世紀〜」の実験的トラックに乗せたポエトリーリーディング的手法は大発明であったし、ホーンセクションを取り入れた「迷子犬」の抜けの良さなんてハンパじゃない。パーカッションやワウペダルの遊びを加えた「ラストダンス〜」だって当時は異色だったし、「架空生物のブルース」の絶妙な音数で構築された世界観は、明らかにロックバンドとは一線を画した上質なポップミュージックなわけですよ。

ゴッチの情熱とトライアンドエラー、かつ上手くまとめ上げたアジカン全員のサウンドあってのアルバムなのです。

ここで、「マジックディスク 」と最新作「ホームタウン」の大きな違いを敢えて言うと、

  • ゴッチがアジカンで表現したかった音楽性を極限まで追求して、見事アジカンのバンドサウンドに上手く落とし込んだアルバム「マジックディスク 」
  • ゴッチがここ数年でのソロ活動で培った作風や癖を、改めてアジカンパワーポップに乗せたアルバム「ホームタウン」

って感じですかね。

つまり、「マジックディスク 」がゴッチ臭いゴッチアルバムという風潮がありますけれども、あの時のゴッチは“アジカンで出来ること”を追求してたんじゃないかなと思えるんですよね。うって変わって「ホームタウン」の方は、昨今のソロでの曲風や癖が所々感じられて、“ゴッチバンドwith他3人”みたいな風にも感じてしまうんですよね。

なので、「マジックディスク 」をゴッチアルバムともし言うのであれば、いや最近の方が癖強ぇーぞーって僕は言いたいですね。

とにかく雰囲気が良すぎる

楽曲のクオリティはもちろんのこと、流れと雰囲気が最高すぎます。

歌詞の世界観が特にそうですが、全体的に暖かいんですよね。切ないけど優しい。優しいんです。

デビューから「ワールドワールドワールド」まで、“打ち鳴らす”“見せつける”音楽だったと思うんですよね。それはゴッチの愛やバンドとしての信念そのものであったと思うのだけれども。

そして「マジックディスク」はいよいよそれを超えてきたんですよ。

この後ゴッチがよく口に出す“オールライト”の精神ですよね。

マジックディスク収録曲の歌詞からもそんなゴッチの想いが感じられます。

“いつかは全部なくなって それでもせめて君に会いにいこう”(「さよならロストジェネレイション」)

“いつか君と出会おう そんな日を思って日々を行こう”(「迷子犬と雨のビート」)

“何一つ残らなくたって君が笑えばそれで”(「橙」)

泣けますよ。

「新世紀のラブソング」から「橙」までを通して、愛も生も死も、この世の諸行無常も全てを抱きしめる一連の流れ、凄過ぎます。

自分の感覚的な話にもなってしまうのですが、日々生きていて常に隣に置いておきたい音楽って、人間味があって優しさがある音楽なんですよね。

アジカンは本当どのアルバムも個性的でカッコ良くて良いんだけど、「マジックディスク」は自分にとって常備薬でもあって相棒でもあって指針なんですよね。こんなにも傍に居てくれることがありがたい、助けられる1枚はないんですね。

クオリティ・存在感・雰囲気、全てが僕のNo.1アルバムでございます。

 

というわけで、あくまでも私アッチ自身の個人的な見解でございますが、いかがでしたでしょうか。

上手く文章で表すのが難しくて、この情熱や愛を伝えきれない部分もあると思うと非常にもどかしくも感じます。少しでも多くこの想いが伝われば幸いです。

当アッチのブログはこんな方向性でもいきますので、どうかよろしくお願いいたします。とにかく“愛”込めます。

改めて、アジカン「マジックディスク」は名盤中の名盤です!

ではまた!

 

 

インフルエンザにかかりました

どうもアッチです!皆さまはこの冬元気にお過ごしでありますでしょうか?

 

先週のことではございますが、A型のインフルエンザにかかってしまいました。

過去小学生くらいの頃に1回なったことがあるのかな…?ってくらい、もういつかかったのかましてやかかっていないのか覚えてないくらい久々にかかりました。

油断していたわけではないんですけれどもね…いやービックリした。

仕事中になーんか体調が本調子ではなくなってきて、嫌な予感がするな…と。これは熱出るやつだなっていう悪寒を感じまして。

その日の仕事はなんとかやり切りましたが、案の定発熱。翌日病院で検査しインフルエンザが判明いたしました。うへっ。

なんでも今年は大流行みたいですからね。A型しか流行っていないのでしたっけ。

38.5℃くらいまで熱出ましたね。もっと上がるのかと思っていましたが、そこまでではなくて少し意外でした。

もちろん出勤停止となりましたので、仕事も休み、申し訳なさと無力感と気怠さによる脱力感で療養期間を過ごしました。

毎日仕事してあれやってこれやってって、それとなく忙しなく生活をしていましたが、完全に止まりましたね。日々感じる緊張の糸なんてものもプツンと切れてしまいました。あゝ脱力。やっちまったなーって。

おかげでクラウドワークスもブログも予定通りとはいかず、手痛い停滞をしてしまいました。

熱は2日ほどで治り、徐々に体調は回復してくれたのですが、四六時中横になって休んでいたので、体力の低下がエグかったですね。普段通りの生活に戻すのが精神的にも大変でした。

まあなんとか現在は完全復活いたしました。多少忙しくても疲れても、いつも通りの生活ができることに喜びを感じております。

仕事に復帰した時の、職場の方々の労りの言葉もありがたかったですね。病気や怪我なんていつどこでなるかも分かりませんから、皆お互い様ですけれども、心配していただけるのはありがたいですね。

この時期はインフルエンザや風邪が流行るのが恒例ではございますが、どうか皆さんも日々無理をせず、ご自愛いただいて毎日を過ごしていただければと思います。本当無理はせずに。

 

早速うがい薬も購入いたしまして、手洗いうがいからしっかりと体調管理を取り組んでいく次第です。

健康第一!またブログも副業も頑張っていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!ではまた!

 

 

自分ほどアジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が好きな男はいない

というわけで、早速本筋脱線のブログも書いていきたいと思います。

基本ブロガーなんて自己顕示欲の塊ですからね。笑 どうぞお付き合いください。

 

皆さんはアジカンを知っているか

自分は非常に音楽を愛しておりまして、邦楽洋楽また年代特に関係なく色々聴くのですが、日本のバンドで特にこよなく愛しているバンドの1つがASIAN KUNG-FU GENERATIONもといアジカンですね。

 

21世紀以降大成したロックバンドの1つですよね。生憎TVでの露出は少ないので、世間的に見たらご存知の方は少ないのかもしれませんが。

とりわけ代表曲として挙げられるのは、アニメ「鋼の錬金術師」の主題歌であった「リライト」であったり、同名の映画主題歌であるソラニンあたりでしょう。

 

デビューから現在まで約17年、常に自分たちの可能性を信じ、常に成長し、常に新しい音楽の探求を続けてきたロックバンドです。(詳しくはwikiってください)

 

まあ本当にアジカンが好きで。人生の半分は聴いていますかね。

世の中にアジカンがドカーンと頭角を表したのは、2004年アニメタイアップでの「リライト」のヒット、その流れでの2ndアルバム「ソルファ」の大ヒットあたりでしょう。フェス等のライブで演奏される楽曲も、この辺りの曲が多いですね。

彼らの特徴としては、メロディと歌詞の癖が強く、スルメ的(噛めば噛むほど味が出る)楽曲が多いところです。故に新規ファンの付きにくさNo.1バンドなのではないかと。笑

本当好きな人じゃないと好きじゃないよね、もはや。笑

まあ僕は大好き、愛しているのですがね。

ではそんなアジカンとの出会いを書いて参ります。

 

昔はアジカン嫌いだった

僕は子どもの頃はどちらかというと音楽に疎い人だったのですが、小学校高学年の頃辺りから音楽の魅力に気付き、そこからのめり込むように音楽が無いと生きられない人間になっていったのです。

後にブログで書いていきますが、中学・高校の頃はまた違うアーティストに夢中になっていて、アジカンはそこまでって感じだったんですよね。周りはすげー聴いてましたけどね。

アジカンは当初どちらかと言うと嫌いでした。なんだアニメで売れやがって、と。ミーハーばかり食いつきやがって、と。ましてやボーカルの後藤とかいうやつのいけすか無さはなんだ、インテリぶった見た目しやがって。といった印象でした正直。

ただ、弟の影響もあってちょいちょいは聴いていましたね。「Re:Re:」「ラストシーン」なんかは当時から好きで、今は懐かしいMDウォークマン(MD自体知らない世代もいるんだろうな…)で高校の行き帰りに聴いていました。別にハマるほどではないけど、ほんの少し気になる存在…的な距離感でした。

 

徐々に変わりゆくアジカンとの距離感

高校を卒業してからはCD屋でアルバイトをしておりました。この頃アジカン会心作そして大名盤「マジックディスク」をリリースします。「新世紀のラブソング」の衝撃は中々でしたね…。仕事での流れもあり、この頃もちょいちょいアジカンの音楽には触れておりました。

その後僕はCD屋を辞めて、違う仕事に就くのですが、自分のやりたい仕事ではあったものの、当時の理想と現実のギャップであったり、人間関係の疲れが出て、心身共に割と参ってしまったのですね。

そしてこの頃あたりから、“自分がやけにアジカンを欲する”ようになっていったのですね。彼らが鳴らすロックの強さ、ゴッチが発する言葉の逞しさが、やるせない自分の生活を後押しするものとして必要になっていったのですね。なんかわからんけど、自然な流れだったなあ。

 

運命の初アジカンライブ

そんな中、いよいよ自分がアジカンにのめり込む出来事が訪れます。

2012年、1枚目のベストアルバム「BEST HIT AKG」リリース後のツアーですね。

ここでも有能な我が弟、武道館公演のチケットを当てはったんですね。(自分も申し込んでいたが外したっていうね。)

初のアジカンのライブ。あんだけ当時毛嫌いしていたアジカンのライブにいよいよ行くようになっちゃったかと。しかし心のワクワクは止まらない。

またまた有能我が弟、武道館ど真ん中のほぼ最前やぞ…!と。武道館でこの距離、引きが強すぎるよ!と。

開演、メンバー登場、まあ近いなと。そして鳴らされた1曲目「迷子犬と雨のビート」。一気にアドレナリン出ましたね。堂々と鳴らすピースフルなロック。やばいなこれ、と。

振り返ると1曲目の迷子犬は好選択ですよね。激しい曲だと客が一気に前に押してきちゃうからね。考えてたんかな、とか。

「迷子犬〜」で一気に目の前の4人に釘付けに。そして2曲目で来たよ「Re:Re:」。

『ウワアアアアアアア!!!!』ですよね。テンションやばいことになりました。カッケェ、カッケェ!!って感じです。アジカンのライブやっばいな!みたいな。

もう夢中に楽しんだわけですわ。これまた僕の愛しく好きな「真冬のダンス」も演ってくれたりして、アジカンは俺がこの日来るの分かってやってたんじゃないの?って感じの選曲。

(ってか「真冬のダンス」このツアー以降現在まで演ってないですよね)

とにかくね、衝撃がやばかったんですわ。

この前年には東日本大震災があり、悲しみと行き場のない無力感みたいなものが世間のムードとして漂っていて、自分も個人のことで申し訳ないけれど精神が辛くてってところで、アジカンが本当に力強い音楽をブチカマしてくれたんですね。本当に、心強かった。

(余談。この日のライブとそれ以降しばらくのライブ、自家発電の電気で演ってましたよね。たまに音小さい時ありましたよね。今となってはよき思い出。)

しかも凄いのが、終演時に山ちゃんが投げたピック、僕のところ飛んできましたからね。笑

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ライブ終演後に飛んできた山ちゃんのピック

持ってるんですよ、やばくね?笑 奇跡起こりすぎだろと。

で、この武道館ライブ以降、1週間は余韻が続きました。感動しまくってしまいましてね。こんなに余韻を引きずったのはこの日のライブと映画「おおかみこどもの雨と雪」を劇場で観た時くらいですかね。笑

 

アジカンが愛おしくてたまらない

完全にアジカンに打ちのめされたワタクシ、ここからは今までの空白を取り戻す、いやむしろ貯金を作る勢いでアジカンを聴きまくりました。とにかく漁った。聴いて聴いて聴きまくった。そして彼らはいつも自分に生きるエネルギーと勇気をくれた。仕事がある次の日が来るのが嫌で、やり場のない気持ちの夜、1人公園でアジカンを聴いて自らを奮い立たせたことも何度もありました。本当に自分を救ってくれました。

2014年の横浜スタジアムのライブ、初日の「ファン感謝祭」に行ったわけなのですが、毎朝出勤時に聴いて、自らの背中を押してくれていた「電波塔」を披露してくれて、人知れず涙したのです。挙句その後披露された「夏蝉」で“あゝこれで本当に今年の夏は終わるんだな”とまたもや涙したわけです。

そんなわけで、アジカンは自分にとって無くてはならないものであり、生活・人生の一部なわけです。

ライブに関しては行きまくったせいで今や逆に感動しないレベルにまでなってしまいました(失礼、笑)。

今回こんなタイトルの記事を書いておりますが、マジだと思いますよ。笑

俺より好きな人いますかね?ってくらいですからね。笑

ただね、勘違いされたくないんですよ。

自分はアジカンを愛しています。ただ、盲目にはならへんよ?っていうね。

“出す曲何でもかんでも良い”ってわけでは当然無いんですよ。笑 また、“ライブは毎回最高に感動するわ〜”ってわけでも無いです。笑 これはシビアよマジで。

好き故に、ですよね。めちゃくちゃ聴いてめちゃくちゃ観ているからこその着眼点です。

 

アジカンの何が良いのか

まずメロディですよね。ゴッチメロディとしか言い表せない芋っぽさ、フォーキーさ、疾走感、ロックさが堪らないよね。

で、歌詞ですよね。初期のガッチガチな感じも近年の咀嚼しやすい感じも両方好き。とにかく熱いし、人間味溢れているし、言葉のチョイスがプロフェッショナルよね。巧みな比喩表現、言葉遊び、心地の良い押韻、堪らないです。

ゴッチの声が何と言っても最高よね。僕は今の歌うまゴッチ好きですよ。ゴッチの声はゴッチでしか出せないんだよなぁ。良い声だよね。癖になる。何というか、ゴッチがゴッチの歌を歌うのに最も合っている声だよね。ワン&オンリー、好き。

そしてメンバー全員が有能。建さん山ちゃんキヨシ、この人たちじゃないとアジカンはダメなのよね。

アジカンは馬鹿テクでやっているバンドではないのよね。ゴッチの独特なソングライティングと、4人のアイデアと創造力が溢れるバンドアンサンブルが合わさって“アジカン”という個性になる。テクニックの上手さ以上にK.U.F.U.(工夫)で音楽を作っている精神にグレートアマチュアリズムを感じさせますよね(もちろんライブも上手いしプロだけど)。そこも堪らない。

まあ中々言葉で表すのも難しいですよね。笑

でも最高なんです。

 

というわけで、今後アジカンについて語るブログ、ガンガン書いていくと思います。

好きだから語りたいんですよね、せっかくの自分のブログなので。

是非とも、アジカンファンの方には読んでいただけると嬉しいなんて思います。

どうぞよろしくお願いいたします!

BEST HIT AKG

BEST HIT AKG

 

 

 

Twitter始動いたしました

どうもアッチです!ピヨピヨピヨ〜ン!!

というわけ、まだブログも始まって間もないのですが、ブログと連動してTwitterを始動いたしました。

 

『アッチの街の片隅から愛を込めての中の人』

@attchkatasumi

 

 

てな感じで、もしTwitterやっていますなんて方いらっしゃいましたら、是非是非こちらの方もよろしくお願いいたします。

ブログ更新のご報告と、日々の他愛無いプチ話でもしていければ良いななんて思っております。

やはり、少しでも読者の方を増やしていきたいので、積極的に活用していきたいですね。

やらないよりはやってみるほうが良いはず。

よろしくお願いいたします!!