アッチの街の片隅から愛を込めて

迸るほどの愛を込めて、濃厚かつ丁寧に音楽その他色々を語ります。

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楽曲解説「さよなら、ログ」

自分がリスナーの立場だと、好きなアーティストの楽曲解説は嬉しいと思う側である。なので自分も逐一解説していきたいと思います。

 


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言うまでもなく私アッチにとって一番大切な曲である。自身の音楽遍歴的にも一番最初にこの曲が出来た。まさに人生第一号。当時は路上からライブハウス等至る所までこの「さよなら、ログ」と冒険を共にした。本当の意味で相棒である。

 

曲作りにおいてメロディは当然であるが、私は歌詞をかなり重視している。なんなら一曲分の歌詞全て書き上げてから作業に取り掛かることなんてザラである。

「さよなら、ログ」は確か冒頭の歌詞が一番最初に浮かんだ記憶がある。「どうして人は前を向かなければならないの」から発展させた感じだったと思う。日本語のええ歌詞を書きたくて、“さよなら”という言葉を使いたかったのだと思う。なんか綺麗ですし。最終的に伸びやかなメロディとしっかりハマったので我ながら計画通りだ!といったところではある。

Cメロの「新しい塔」とは実は東京スカイツリーのことなのだ。“ログ”は記録という意味があるが、「さよなら、アナログ」の略でもある。現実に当時アナログ放送からデジタル放送に変わったり、また人々が古いものを諦めて新しいものを追い求めたり、そういう移り変わりの寂しさみたいなものも表現に含まれている感じである。

この曲のバックグラウンドは言うまでもなく“夕陽”である。ここはかなり私自身の原風景が繁栄されている。土手沿いの風景、とか。好きなんですよね、そういうエモいのが。

 

サウンド面に関しては“アンチテクニック・アンチ感動”というところがある。小難しいこと、要らんのよ。ドラムフィルも3連譜とか要らんのよね。シンプルだけど強い、重いみたいにしたかったのである。ストリングスなんかも要らんのよ。壮大にさせにいかない、というのは心掛けてましたね。敷居を高くしたくないから、この曲の。

右ギターがテレキャスのカッティングで展開していくのは、私の中のシティポップス感の表れである。シティポップスの端くれなんですよこれ。一見感動を誘う感じの曲なんだけど、ハネたいというか、シュッとしたいという感じというか。つまり感動の押し売りをするような楽曲に対してのアンチテーゼでもあるし、シティポップス感は私が敬愛するキンモクセイ山下達郎へのリスペクトでもある。

Cメロが楽しいというか気持ち良いというか、ハネるんですよね。本当この曲の肝だと思っております。

なんか自分は曲作りにおいて楽曲のバランス感みたいなのは凄く拘っています。いかに全員のものになるか、というか。メロディ・歌詞・サウンドのそれぞれの在り方だったり、我々との距離感というか。なんかあるんですよ、私の中には。

 

当時もこの「さよなら、ログ」みたいな曲は無くて、流行ってなくて。で結局何年も経っても「さよなら、ログ」みたいな曲は無くて。なんかそれが逆に自信ですね。俺は最高に名曲だと思ってるし、本当に多くの人に届いてほしいと思う。

一応第二弾楽曲も8割方完成していて、それがいわゆる“ボカロ曲”(あくまでアッチ流)的という感じではあるのだが、まさに時代と逆行感半端無い(6分尺ミディアムナンバー!)この曲を一番最初に発表した、というのが私なりのアティテュードの表れということでよろしくお願いしたい。

 

なんか色々喋っておりますが、実際のところこの曲をどう捉えようが好きにしてくれて良いんですね。歌詞にしたっても答えなんて実はないです。こちらとしても色々捉えてもらえるように工夫しているわけですから。想像力を駆り立てて寄り添いに行くのが音楽の役目だとも思っております。ご自由にお楽しみください。

 

「さよなら、ログ」をどうか末永く愛してください!

ではまた!