どうもアッチです!いつもありがとうございます!
これから話すことは全て真実である。
つい最近の話である。ある日の昼、と言っても時間はもう夕刻近かった。とある食堂でカツカレーを食べようと思っていた。私はカレーが大好物である。「好きな食べ物は何ですか?」と尋ねられようならば、パブロフの犬さながらに「カレーです」と答えるほどのカレー好きだ。皆が思う以上にカレー好きである。この日の自分はカツカレーに呼ばれている気がしたのだ。それであれば、応える他ない。
いざ食堂へ。ここのカツカレーは以前にも一度食したことがある。値段は500円。ワンコインで収まるリーズナブルさが一つのウリだ。ただ、自分が気に入ったのはその値段だけではない。カツが分厚く、ちゃんとした“カツ”なのだ。いつの日だったか、某オリジナリティ前面に押し出す系弁当チェーンでカツカレーを頼んだ際に、あまりのカツの薄さに閉口した記憶がある。そして値段も高い。味も普通。二度と頼むものか、と非常に残念な思いをしたのだ。
厨房では一人のおじさんが調理をしていた。腹も丁度良く減っており、カツカレーに呼ばれてからはもうカツカレーの口となっていた。テンションも高まっていた私は威勢良くカツカレーを注文した。
すると、おじさんから信じられない一言が返ってきたのである。
「すいません、今日カツ無いんです!」
えっ?私は一瞬耳を疑った。そしてすぐさまに、「カツ無いんですか?」と聞き返した。と言うよりも既に口からそう言葉が出ていた。
「カツ無いんです!」
嘘だろう?カツが無いだと?補足しよう。ここの食堂では日替わり定食というその日毎で提供される内容が変わるメニューはあるものの、カツカレーそしてカツ丼はレギュラーメニューとしてその名を連ねている。なんならちゃんとした写真付きだ。いつ行っても常に待ってくれているはずの存在なのだ。
それなのにカツが無いだと?おじさんはそれ以上は何も語らなかった。私は唖然とした。不思議なことに「本日カツ品切れです!」の表示がどこにも見当たらない。それよりも不思議なのは、もう時間も昼食のピークタイムを過ぎたところだ。果たして元々カツが初めから切れているとすれば、今日1日をどう切り抜けてきたのか?カツカレー及びカツ丼の注文の一つや二つは必ずあったはずだ。いずれにせよ、カツ品切れの表示をするべきではないのか?おじさんはキョトンとしていた。尚のこと私は閉口した。
しかし、このままでは食べるものが無い。カツカレーのテンションから上手く移行する手段はもはや一つ、通常のカレーを注文する他なかった。なので仕方なくカレーを注文した。
私はまたもや驚かされたのである。通常のカレーは390円である。
もうお分かりだろう。通常のカレーとカツカレーの価格差は実に110円だ。あろうことか、カツ1枚の価値は110円でしかないのだ。
否、逆である。カツが付いていないのに110円しか値段が変わらないのだ。つまり圧倒的にカツ無しのカレーの値段が高く感じられるわけだ。オーマイガット。
このような学説があるのはご存知だろうか。
通常時のカレーとカツを乗せた場合のカレーとでは、最低でも値段を150円は差を付けなければならない
ーアッチ・カレーノグ・ゴロゴローハ(1989〜)
多くのスパイスが溶け込んだカレーさながら、深みのある説である。
今回の私のパターンでは、カツが無いという条件下で仕方なく通常のカレーを注文したものの、カツ1枚がプラスされた場合における価格との差の無さに、物凄く損をした気分になってしまったのだ。
カツカレー及びカレーの値段設定は各店舗によって異なるのは当然である。この食堂のスタンスは恐らくだが、「カレー頼むならカツカレーの方がお得感あって良いよ!」といったところだろう。良心的とも言えよう。
かわってカツをトッピングすることで値段が200円程変わってくる店は多く存在する。それは相応と言えよう。カツだからだ。そのくらいのカツ…ではない、価値はあるはずだ。
上記の学説を今回のパターンに当てはめるのであれば、通常のカレーは350円が相場である。そのくらいのインパクトがあっても良いものだ。でなければ、カツが無い時のダメージがあまりにも大きい。この食堂のカレールーは殆ど具が溶けていて食感は感じられない。トッピングの必要性は極めて高い。しかも、自分はあのカツの厚みを知っている。この舌で味を覚えている。涙を流しかねなかった。
なので改めてこの学説を世に謳いたいのだ。
カツカレーの値段に対して通常のカレーの値段を相応に下げよ、と。でなければまた私のような被害者が生まれてしまうはずだからだ。
この日私は仕方なく通常のカレーを美味しく完食した。心には深い傷を残して…。
なんやねんこれ。笑
学者シリーズ出ましたよ!笑
これ本当の話なんですけど、即効ネタ行きやな思いましたからね。笑
というわけで本日もありがとうございました!アッチでした!ではまた!