アッチの街の片隅から愛を込めて

迸るほどの愛を込めて、濃厚かつ丁寧に音楽その他色々を語ります。

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スムルース「冬色ガール」アッチが愛してやまない1曲その2

誰しもが、心の中にずっと残っている思い出の一曲があるはず…音楽とは人生だ…。

 

ーアッチ・カタスミーノ(1989~)

 

どうもアッチです!今回も私の愛してやまない1曲をご紹介してまいります!

 

 

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今回ご紹介させていただく1曲はスムルース「冬色ガール」でございます。季節的にもピッタリということで是非!とアッチご本人たっての希望によるものです。(自演乙)

 

スムルースは京都出身の3人組ロックバンドでございます。前回のモーモーに引き続きまたもや京都ですね。関西には良いバンド多いですからね。KANA-BOONしかりSound Scheduleしかり。

2004年にメジャーデビュー。元々4人だったのだけれども、ドラムの方が抜けてしまったんだよね。

Vo.&Gt.の徳田憲治氏の生み出すキャッチーでポップで少し切ないメロディと、唯一無二の歌声がなんとも魅力的なバンドでございます。

さいたま新都心のヘブンズロックで、鶴(大好きです)との対バンで観たのと、ライブサーキットでも観たことがあります。元々めっちゃ好きだったからライブ観たけど、良かった。

非常に残念なのですが、2016年から活動休止に入ってしまったんですよね。徳田さんの病気もあってのことだとも思うけれども(無事回復)、かなり僕としてはショックでした。うーむ。

実直に良い曲を作っているバンドがその活動を止めてしまう…辛いとしか言えないのよ。

 

さあそんなスムルース、良い曲いっぱいあるんですよ~。

で、今回ご紹介いたします「冬色ガール」ですが、彼らの1番の代表曲と言っても過言ではないのでしょうか。


スムルース/冬色ガール

2004年11月にシングル表題曲としてリリース。お聴きいただければ分かるかなとも思いますが、耳に残るメロディとセンチメンタルな詞世界が非常にイェイねな(彼らの曲名をオマージュ)良い曲で、この頃からメディアでのプッシュがちょいちょいと増えてきました。

僕もリリース当時この曲を知りまして、この頃高校生の私でございましたが、もう直感的に“うわ!良い曲やんこれ!”ってなりましたね。

クリーントーンのギターのアルペジオと、重厚なストリングスの音色が美しく絡み合い、冬の透明な空気感と銀世界を表現しております。

四つ打ちのビートに合わせて、しっとりとそして力強く歌われる切ない歌詞が堪りません。

いやぁ、これまじで名曲ですよね。

まず歌詞の引力が凄い。冒頭からグイッと引き込まれます。徳田さんならではの歌い回しというか、人間味感じるなぁと。

“私にとってとても不幸なことは 昔とても幸せだったことでしょう”(1番Aメロ)

一聴しただけで一発で脳裏に焼き付く歌詞ですよね。滑らかなメロディで優しく歌い上げてくれます。

“からむ糸は枚挙にいとまなく わずらう悲しみいといとまなく”(1番Bメロ)

“そっと心の中積もる冬色がある”(2番Aメロ)

言葉遊びも利かせながら、冬の日の人恋しさ、心細さを表現しております。

そしてサビで一気に感情を爆発させ、力強く冬の切なげな心情を表現します。

メロディに対する語句のハマり方も心地良く、病み付きになるんですよね。確実に耳に残るどポップなメロディ、最高です。

スムルースは特にテクニカルな部分が突出したバンドでは無いと思うのですが、とにかく脳に耳に残るメロディセンス、語感が素晴らしいですよね。

徳田さんの才能はもっと沢山の人々に受け入れられるはずだし、何故こういった普通に良い曲を作れるバンドがもっと売れないのか、本当嫌ですね。(愚痴) 

ROCK界隈の悪癖ですよね。目新しいものにどんどん引っ張られて、肝心な大切な物が見放されていく…云々…。(またここらへんはいつか語ります。笑)

 

冬の名曲というものは多く存在し、例えば桑田佳祐白い恋人達」、山下達郎「クリスマスイブ」等愛すべき楽曲が存在いたしますが、僕の中での冬と言えばの1つはこの「冬色ガール」ですね。季節関わらず聴いてしまうほどに好きですけどね。笑

通常のシングルver.とアルバム「ドリーミーワームホール辞典」及びベストアルバムに収録されている「冬色ガール(Neo Winter Mix)」という別バージョンがあるのですが、僕はNeoの方がより好きですね。リバーブ感がさらに効いた重厚なアレンジでより一層冬の冷たい空気感が色濃く表現されております。

ついでに、「冬色ガール」(冬曲)に引き続きリリースされた「沈黙の花言葉」(春曲)もめちゃくちゃ良いのでオススメ。良い曲本当多いけど、「交差点」なんかも好きだなぁ。

 

というわけで、今回もマジでマジな名曲をご紹介させていただきました!

皆さまのさらなる音楽と名曲の出会いのきっかけとなればと思います!

アッチでした!ではまた!